納豆攻撃

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納豆.jpg

 

神戸市出身の某ホテルマンが「田辺弁はさっぱりわからん!」と言う。
「たとえば?」
「『じてこもじけてなっとうしょーに』って言うやろ?」
「言うなぁ。」
「これ日本語か?」
「立派な日本語やん。」
「『じてこ』て何や?」
「自転車やん。」
「省略の仕方、おかしないか?」

 

かれは着任早々「なっとう」攻撃にあってしまった。
「なっとうしよう」
「なっとうしょーに」
「なっとうすらあ」
上司も部下も、
みんな口々に「納豆しよう」と誘いにくる。
納豆嫌いのかれはすっかり怯えてしまった。
「どんだけイソフラボンやねん!」

 

あのね。
メタボ検診がはじまったからゆうてね、
一日中健康食品のこと考える人間がおるか?
ぼくらは大豆のまわしもんやない。
「なっとうしよう」は、
「どうしましょう」という意味じゃい!

 

ところがこの「なっとう」、
和歌山県下でも珍しく、
どうも田辺市周辺でだけ使われているみたいだ。

 

和歌山市にこんな小咄がある。
田辺市から中学生の遠足が来た。
南海和歌山市駅からJR和歌山駅への乗換えがわからないらしく、
中学生の代表がキオスクのおばちゃんにこう訊いた。
「和歌山駅には、なっとう行ったらいいですか?」
おばちゃんには「なっとう」がわからない。
「はあ?」と聞き返した。
中学生は声が届かなかったと思ったらしい。
大きな声でこう言った。
「なっとう、行ったら、いいですか?」
ここで和歌山市民はげらげら笑う。


なんかムカつく。

 

コメント(2)

ぴのこ :

面白いですね~。

大阪在住の人が旅行で紀南に来た際、事故で入院した時のこと。
看護師さんや掃除のおばちゃんが病室に入ってくるたびに「なっとうね~」と声をかけたようです。この場合は「(調子は)どうですか」と言ったところでしょうか。
毎日毎日「なっとうね~」を連発されたその人は「納豆納豆ばっかり言うて意味がわからん!」と怒ったらしいです。

地元に居るときはおばちゃん言葉を使うのはカッコ悪いと思ってたのに、離れた途端通じない相手に使ってしまいます。ほとんどわざと。意味聞かれたくなるんですよね、なぜか。

エビノキユウイチ :

自分がよそから来たとして、
毎日毎日「なっとうね~」と話しかけられたら頭を抱えると思います。
ほかの会話は大体わかるのに、
その「納豆」の部分だけわからないのが余計に気になる。
怒り出したかれは、ある種追いつめられていたのかも。

「なっとう」もおかしいのですが、
「気づかいない」という言葉も相当不思議です。

「気づかいないか?」
「気づかいない」
反射的に答えてしまったものの、
自分が何を聞かれたのかさっぱりわからず、
あとあとまで思い悩みそうな会話です。

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このブログ記事について

このページは、蛯乃木が2008年6月16日 09:20に書いたブログ記事です。

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