留守番電話
留守番電話の案内は、
どうしてああもまったりとして退屈なんだろう。
「ただいま電話に出ることができません。
ピーと鳴ったらご用件をお話下さい。」
悪くはないが、伝わってくるものもない。
「ピー」というところで気が抜ける。
用件を話したいという気持ちが盛り上がってこない。
「留守番電話に接続します。
発信音のあとにメッセージを録音して下さい。
録音を終了するには1を、
メッセージを確認変更するには#を押して下さい。」
・・・長い。
「ただいま電話に出ることができません。
ピーという発信音のあとに、
お名前とご用件をお話下さい。
なおテレビ電話の場合でも、
音声メッセージのみのお預かりとなります。」
・・・くどい。
どれもこれも娯楽性への配慮が欠ける。
平板な声。
事務的な説明。
もう少し何とかならないものか。
そうでなくても、
留守番電話に向かって一人でしゃべるのはストレスなのだから。
たとえばいくつかの選択肢があって、
その中から自分の好きな声と内容を選べるといいのに。
ぼくなら谷原章介の声を選ぶ。
声をひそめて早口でしゃべらせる。
遠くから霧笛が聞こえる。
「ただいま電話に出られません。
発信音のあとにメッセージをどうぞ。
折り返しお電話をします・・・。」
組織に潜入した工作員と連絡を取り合って入るような気になる。
こちらも声をひそめて早口でしゃべることになる。
大いに盛り上がると思うのだが、どうだろうか。
photo=クモの巣(c.nagase)
「今日は七夕なので、ただいま電話に出られません。
発信音のあとに☆に願いをどうぞ。
お星様からの返信メッセージを期待してお待ちさい。。。」
とか
夏休み明けバージョン
「はい、こちらは小林です。
ただ今小林は出社しておりますが、
夏休み気分が抜けきっておりません。
お手数をかけ申し訳ありませんが、
発信音のあとに。。。」
いかんいかん昨日のお酒が。。。
ああそうか。
今夜は七夕。
曇り空なので人目を気にせず逢瀬を楽しんでくれるといいな。
それにしても「☆に願いを」は素敵です。
ぼくにはとても真似のきない発想。
参りました!
僕はよっぽどのことがないかぎり、
留守録には入れません。
いつもこのモードにしている人っているでしょ。
選別されているようでいやーな気分になります。
どーでもいい話ですが、共同通信が毎日出稿している風刺漫画があります。
サミットを題材にしたきのうの分はけっこうおもしろかった。
宝船に乗った七福神が洞爺湖サミットに向かって叫んでいる。
「こっちより一人多いんだから。地球に福を!」
着うたも相当ヘンですよね。
突然大きな音でBzが流れたりして。
鳴らされた本人がパニックになったりして。
だったら着うたなんかにしなけりゃいいのに!