カフェ・ド・クリエ
電話で会社の所在地を確かめると、
「地下鉄市ヶ谷駅のA2番出口を出て、
通り沿いにナントカ」
みたいな説明を受けることが多い。
非常にわかりやすいと思う反面、
何とも言えない欲求不満を感じるときがある。
こうして覚えた所在地は、
その道順でしかたどり着くことができない。
駅と所在地の位置関係がわからないため、
何かの拍子に所在地の近くにいるときも、
いったん指定の駅に戻り、
教えられた通りに歩くしかない。
目印を順番に確認しながら、
牛丼の『すき家』やら、
『カフェ・ド・クリエ』やらを頼りに歩くしかない。
同じ通りを反対側からきたのでは、
おそらく所在地の前を通り過ぎることになる。
これではいつまでたっても道を覚えないではないか。
そこで考えたのだが、
地下鉄の出口の番号に一定のルールを持たせることはできないのだろうか?
東西南北に合わせてEWSNのアルファベットを割り当て、
プラットフォームに近い順に小さい数字を割り当てるようなルール。
こうすれば頭の中に簡単な地図ができるので、
出口番号を聞いただけで、
自分の居場所と所在地の位置関係をおぼろげに理解できるような気がする。
われながらすばらしいアイデアだと思ったのだが、
すぐに問題点に気がついた。
銀座みたいに複数の路線が交差したらどうなるのだろう?
片方の駅にとって西出口は、
もう片方にとって東出口になったりする。ああ。
結局頼りになるのは、
『カフェ・ド・クリエ』だけだったりして。
photo=東京・秋葉原(c.nagase)