POP

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ガラス窓の向こうPOPの訳語は「店頭広告」というのだそうだ。
これはうまい訳だと思う。
たしかにPOPにつられて本を買ったり、
DVDを借りたりするのだが、
頼りになる反面、
的外れなPOPがないわけではない。
「こんなはずではなかった」
という体験が誰にでもあるのではないだろうか。

 

「泣ける映画がみたい」
という時期があった。
涙の需要は結構あるようで、
それらしいPOPの1本を手に取った。
「号泣します」
と書いてある。
借りて帰ってひっくり返った。
「号泣」
なんてものではなかった。
ラストシーンの衝撃がすさまじく、
見終わった後しばらく動けなくなった。
重苦しい感情が心に淀んで、
一日中気分が晴れなかった。
映画のタイトルは『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
それ以来、
泣きたいときは「泣ける系」のPOPを避け、
「感動系」のPOPをさがすようになった。

 

先日も奇妙なPOPを見つけた。
「日本人なら誰でも知っている!」
とどでかい文字で書いてある。
このCD、誰だと思います?
答えはデイブ・ブルーベック・カルッテト!
アルバムは『TIME OUT』
たしかに『TAKE FIVE』など耳になじんだ曲かも知れないが、
「日本人なら誰でも知っている!」
はおかしいと思う。
演歌じゃないんだから。

 

ふつう八代亜紀の『舟歌』を思い浮かべるよね。

photo=ガラス窓の向こう(c.nagase)

 

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このページは、蛯乃木が2008年9月12日 09:04に書いたブログ記事です。

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