ひょうたんからこま
くり返しになるが、
闇の中に浮かび上がったお笠の行列は、
江戸時代の人々が見た風景と本質的に同じものである。
ぼくたちは光の反射が作り出す情景の美しさとともに、
歴史の連続性に突き動かされて思わず感嘆の声を上げた。
「曳きそろえ」の価値は、
大きな時間の尺度を観客に与えることにある、
とぼくは主張した。
「それは見とかんと、あかんな。」
とU画伯がうなずいた。
瞬間、U画伯が描く「曳きそろえ」の画像が頭の中に広がった。
強い光が上屋からにじみ出て、
お笠の輪郭があいまいになる。
シャッタースピードの遅い写真のように、
人々の動きがぶれている。
発光する笠鉾。
光を受け止める水面。
どちらが主体か判然としない。
平山郁夫が描く厳島神社の回廊のような幻想的な作品が生まれるのではないだろうか。
「ぼくはこれから、田辺の絵を描きますよ。」
とU画伯が言った。
思いがけない言葉だった。
「マジですか?」
3年先まで個展の日程にしばられている画伯のことだ。
そんな時間が取れるのだろうか。
「本画は無理やけど、スケッチだったら何とかなると思う。」
「それで充分です。」
いつのまにか敬語になっていた。
酒席が商談の場に変わったみたいでおかしい。
ぼくはU画伯に頭を下げた。
「ぜひお願いします。」
(つづく)
photo=田辺市街地を望む(c.nagase)
ほんまに ずぅっと 続きますね。 もう 秋です。 時が 過ぎるのは、 早いですね。 昨日は、 快晴で、雲ひとつ ありませんでした。 今日は、 朝から 雨です。 まだまだ 降っています。 えびのきさん 風邪 引かないように して下さいね。
しんやさま
とうとう一ヶ月以上引っぱってしまいました。
ぼくたちの道草もそろそろゴールが見えてきました。
『やよい食堂』でビールを飲みながら、
何となくフェイドアウトすることになりそうです。
もう少しの辛抱です。
来週からまたもとのペースに戻ります。
元気いっぱいふざけ散らしますので、
どうか楽しみにしていてください。
だらだら歩き回っているうちに、
季節も変わってしまったようです。
今日原農園からみかんが届きました。
緑色のちっちゃな極早生。
もうすっかり秋ですねぇ。