旅するフォアグラ
翌日二日目は、
イスタンブールからアンカラへの移動です。
距離にして458km、
空路1時間の旅程です。
この日はアンカラの日本大使館でレセプションパーティーの予定。
時間は午後1時から。
午前11時の便に乗れば充分間に合うのですね。
ホテルからアタチュルク空港まで、
バスの中で和歌山放送の土橋進ディレクターが実況中継をしていました。
携帯電話で電波を送れるのだとか。
日本とトルコの時差は6時間ですから、
夕方のニュースに届けるのでしょうか。
車窓に映る風景を克明にレポートしていました。
日本人ばかり一団となってチェックインしたのに、
なぜか席はばらばらという以外、
飛行機の旅は快適でした。
どうやらトルコの人たちは、
チケットの番号に関係なく、
自分の好きな席に座るようです。
知り合いに会ったとか、
手荷物を入れやすいとか、
わかりやすい理由で席が埋まっていきます。
早い者勝ちの様相を呈するのですが、
トルコにいると、
これが自然なことに思えてくるから不思議です。
わずか1時間の距離なのに、
機内食が出たのは驚きでした。
トルコのホテルは朝食のメニューが豊かで、
お腹いっぱい食べていたぼくたちの前に、
どさりどさりとサンドイッチが配られていきます。
かじってみると、
これが意外においしいのです。
苦しいとか何とか文句をいいながら、
皆さんきれいに平らげていましたね。
フォアグラにされるガチョウの気持ちが、
何となく理解できました。
photo=土橋進